むちうち治療中のお酒は大丈夫?

むちうち治療中にお酒を飲むと、一時的に痛みが緩和します。だから一瞬治ったかのような錯覚を起こしてしまいます。しかし、現実は脳の痛みを感じる部署が鈍感になっているだけなのです。

さらにお酒は気持ちを陽気にしますので、痛みが無くなったら窮屈な頸椎ネックなんてしたくなくなって、本能のままに頸椎ネックを外し、飲み会でどんちゃん騒ぎなんてこともあるかもしれません。

お酒の力で痛みに鈍感になっているだけなのですから、お酒の勢いで頸椎ネックを外したりすると、首の筋肉に負荷がかかり、症状の悪化に繋がるかもしれません。このような症状悪化とまで行かなくても、酔いがさめたとき、脳の痛みの感覚が正常に戻ったために一気に痛みが増してかなり苦しい状況になることもあります。

また、アルコールは体のさまざまな部署でバランスを崩し、感覚が亡くなったり過剰反応をしたりしてしまいます。お薬の効き目も効果に異常が出ますので、痛み止めのお薬を飲んでいたりすると、薬によっては過剰反応を起こしたり、効かなくなったりもします。

“血流がよくなって痛みが緩和される”という部分では、お風呂で温まって腰痛が治るのと同じようですが、腰痛も筋肉の炎症がある場合は温めるのは痛みを悪化させますので、痛みのひどい急性期は冷湿布で、鈍痛になると温シップとが効果的だというのはよく聞くでしょう。

むちうちは首のねん挫ですから、頸椎の周囲の筋肉に何らかの炎症があります。そのためむちうち治療では冷湿布が効果的です。症状悪化が無くても血流を良くして体を温めるお酒は痛みが増加するのでお勧めできません。

病院でも入院中や外科的治療中の飲酒は禁止されています。

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